2021年から引き続き2022年は様々な物が値上がりしますが、今回はその中でも家計に一番響いてくる食品について調べもっとも値上がりする食品をランキング形式で紹介します。また生活で日々利用する公共料金などがなぜ値上がりするのか調べてみました。
2022年は値上げラッシュ

2022年に値上がりする種別一覧
公共料金
- 電気・ガス
2022年4月の電気料金は、大手電力会社10社中7社で値上がり。
2021初め頃から比較すると10%以上の値上がりとなっています。
現在電気代は基準価格よりかなり高くなっており、制度上で設定されている金額の上限を突破している状態で電力会社が超過分を負担している事態となっています。
日本は火力発電で国内電力の大半を補っているため、戦争中のロシアから化石燃料輸入が途絶えて価格高騰に繋がっています。 - 水道
水道料金の値上がりの原因としては1つとしては水道設備の老朽化や設備のメンテナンスがあります。
水道管の老朽化が近年進んだり自然災害により破損などです。
二つ目は人口減少、節水により使う水の量が減ったことで財源の確保がむずかしくなったためです。節水は良いことですが節水したぶんだけ水道料金が減るので徴収できるお金も減るためです。
食品
輸入小麦などの価格高騰により政府が2022年4月1日より政府売渡価格を17.3%引き上げることを発表しました。
原因としては天候不順やウクライナ情勢により、原油価格の上昇も引き金になっています。
交通費
- 鉄道
首都圏中心に防犯、バリアフリー化に向けて財源確保のため運賃の値上げがされます - 高速道路
道路の整備、インフラ管理のため
医療・保険
- 医療
2022年10月より75歳以上の一定以上の所得がある人の医療費の自己負担割合を、1割から2割に引き上げられる - 保険
火災保険の保険料の目安となる「参考純率」を全国平均で10%ほど引き上げるられる
2022年 値上がり食品一覧
小麦パン
・小麦粉 1.5~9%値上げ 食パン、麺類(ラーメン、うどん、そばなど)が値上がりに影響
・食パン、菓子パン 4~9%値上げ
値上がり理由
①2021年夏の高温乾燥により米国、カナダ産小麦の不作
②輸入品の品質低下(日本が求める小麦の品質に達していないため)
③ウクライナ情勢
食用油
・食用油 1kgあたり30円~40円の値上げ
値上がり理由
①コロナウィルスにより内食機会の増加
②脱炭素によりバイオ燃料の需要拡大
③主産地の天候不良
冷凍食品、レトルト食品
・冷凍食品 2~25%前後 値上げ
・レトルト食品 5~7% 値上げ
値上がり理由
①原材料の価格上昇
②原油価格高騰により包材費、燃料費が増大
カップ麺
・即席面 5~13% 値上げ
値上がり理由
①小麦価格の高騰
②容器の包装代や物流コストの上昇
調味料
・調味料 3~10% 値上げ
値上げ理由
①食用油の高騰
②原材料の高騰
③容器の包装代物流コストの上昇
缶詰、加工食品
・缶詰 3~20% 値上げ
・加工食品(ウィンナー、ハム、ちくわなど) 5~12% 値上げ
値上げ理由
①原材料の価格高騰
②原油高騰により物量コスト上昇
乳製品
・乳製品 3~12% 値上げ
値上げ理由
①飼料費、燃料・動力費などのコスト上昇
飲料
・ソフトドリンク(ノンアルコール) 5~10% 値上げ
・酒類 1~50% 値上げ (輸入品のワインなど一部のものがかなり値上がりする)
値上がり理由
①原材料価格や物流費高騰
菓子
・菓子類 3~11% 値上がり
値上がり理由
①原材料、物流費の高騰
②調味料の値上げ
まとめ
食品が値上がりする背景には、脱炭素により物価上昇、天候被害、ウクライナ情勢が重なった結果値上がりすることになったようです。
この世は物価上昇時代ですね(´;ω;`)